こんにちは、ぼすけです。
私は大学生のころから本を読むようになりました。
本を読むことで、心が癒やされたり、知らなかった知識を
得ることで頭が良くなったと充実感を得られたからです。
それから、数年間は読書の習慣は続けてきました。
月に1冊以上読書すれば平均以上に読書している。※
私は平均以上の読書家と満足していました。
私は大きな間違いをしていることに気が付きました。
「本をたくさん読めば万事うまくいく」そんな都合の良いものではありませんでした。
本を読み、知識を蓄え、自分のいる環境を変化させる行動を起こさなければ、
目の前の世界を変えることができません。
簡単に情報が得られるようになった現代社会では、得た情報をどのように
使うかも考えなければいけません。得た知識を成果につなげるには行動を
伴わなければなりません。
読書で高い効果を得るため、アウトプットの意義とトレーニング方法について記事にしました。
※引用:honto あなたの読書時間、世の中と比べてみませんか?:https://honto.jp/article/reading-time.html
この記事のポイント
- 人に話したり、文字に書いたりすることで脳内の知識が整理され、記憶の定着につながる。
- 人に教えたり、SNSに投稿することでフィードバックを貰える環境をつくる。
- フィードバックが知識欲を刺激し、新たな学びを促進する。
アウトプットの効果と自己成長
アウトプットとは、人に話すこと、書くこと、実際に行動することです。
その効果について説明します。
- アウトプットの意義
- 得た知識を言語化することのメリット
- 脳内に知識のネットワークをつくる
- 能動的な読書
・アウトプットの意義
行動しなければ現実世界は変わりません。
最も良いアウトプットは本で得た知識を実際に行動することです。
インプットとは、情報を入力することです。
テレビや人から教わったこと、読書して得た情報も
すべてインプットになります。
続いて、アウトプットとは得た情報を
人に話したり、文章に書く、実際に行動することです。
読書をする理由は、本を読んで満足感にひたるためではなく、
頭を良くし仕事や生活の質を良くしたいからですよね。
得た知識を活かすも殺すも、学びを現実世界に
反映しなければなりません。アウトプットがその
反映に大きな役割があります。
・得た知識を言語化するメリット
人に話したり、文章に書くことも大変メリットはあります。
自分の知識を言語化することができるからです。
勉強を教えたことはないですか。そのとき、わかっている
つもりだったけど、人に教えようとしたらうまく伝えれなかった
経験はないでしょうか。
頭でなんとなく、理解できていても言語化できないのは、
理解が浅いからです。人に話したり、文章に書くことで
自分の理解度を測ることができます。
その気づきを得るために、積極的に人に伝えたり
書いたりしていきましょう。
人に伝えるには難しい内容を簡単な言葉への変換が
必要になるかもしれません。また、順序たてて説明するため
背景知識も説明しなければならないかもしれません。
それにより自分がすでに持っている背景知識や
自分の言葉に変換することによって、その知識が
自分の知識として定着することになります。
・脳内に知識のネットワークを作る
知識を人に教えることで、頭の中で知識どおしの
相互関係が明確にすることができます。
複数の知識の関係性が脳内でできていれば
知識を思い出したり、新たなアイディアをうむことの
助けになります。
知識は断片的に保存されていても応用がききません。
知識は他の知識と組み合わされたときに新しい
アイディアとなります。
なので、知識のネットワークをつくり、知識通しの
関係性を明らかにしておくことが重要です。
人に知識を教えることは知識のネットワーク作りに効果的です。
わかりやすく教えるには、順序立てて説明しなければ理解されないし、
相手がわかるようにことばをかみくだいて説明しなければなりません。
すでに自分がもっていた背景知識との結びつけたり、
自分の言葉で説明することで新たな知識を居場所を
決めてあげることになります。
・能動的な読書
本を読む場合、ただ読んでいる場合は受動的な読み方となってしまいます。
一方で、どの内容をアウトプットしようか、この本のキーポイントは
どこか考えながら読むことで能動的な読み方をすることができます。
能動的に読むことで、脳を刺激しより質の高いインプット及び
アウトプットに繋がります。
コロンビア大学の学習に関する研究で、
覚える時間(インプット)と練習する時間(アウトプット)の
最適な割合を導きだしました。
その割合がインプット3割対アウトプット7割です。
この割合でアウトプットするのは難しいと感じる人が
大半ではないでしょうか。
しかし、インプットの時間を減らしてでもアウトプットの時間を
捻出し、 インプット3割対アウトプット7割 の割合を目指すべきです。
アウトプットすることで質の良いインプットに繋がるからです。
アウトプットトレーニングによる自己成長
実際にアウトプットするにはどうすればいいのか説明します。
- アウトプットにSNSを活用する
- 明確な目的を持って読書すること
- インプット、アウトプット、フィードバックサイクルで自己成長
・アウトプットにSNSを活用する
SNSで読書の感想をアウトプットすることはとても有効です。
第三者に見られるという、緊張感と誰かから反応があったときの
喜びがあるからです。
SNSに得た知識を投稿することで、いつでもどこでも
人に教えることができます。
しかも、SNSでは誰かがその内容に「いいね!」と良い反応をくれるかもしれません。
それが書くことへのモチベーションになります。
どのような反応をされるか考えながら投稿することは
よい緊張感が生まれ、アウトプットの質もあがります。
また、アウトプットすることを前提に読書をするので
本を読みながら、どの内容を要約しようか
この内容を要約するにはうまくまとめる言葉が
出てこないななど、本を能動的に読むことになります。
アウトプットを意識することで、インプットの質も
向上させることができるのが最大のメリットです。
・明確な目的を持って読書すること
最もよいアウトプットは実際に行動を起こすことです。
行動に移すことで、自分のいる環境に直接影響を及ぼすことができます。
本で読んだ内容を使う機会が都合よく訪れないと
思う人はいますか。過去の私ならそのような反論を
していたかもしれません。それは今読むべき本では
なかったといことだと気づきました。
すぐに行動するために本選びが重要です。
話題の本だからといった理由で本を購入しても
実際、その本の内容を活かすタイミングは数年先かもしれません。
なので、目の前の課題を解決するための本を選ぶべきです。
家庭でも仕事でも今ある問題や課題を解決するために
読書をするべきです。
哲学や思想の本など、すぐに応用できなくとも重要な本もあります。
まずは目の前の問題を解決してからでも遅くないと思います。
・インプット、アウトプット、フィードバックサイクルで自己成長
アウトプットすることで、はじめて他者からのフィードバックがもらえます。
そのフィードバックが自己成長への鍵となります。
人は誰しも勘違いをします。自分の間違いは自分で気づきにくいものです。
だから他者のフィードバックをもらえる環境はとても重要です。
人に伝えることで、相手がよくわからなかったところに
質問がくるかもしれません。相手から
その人の考えを聞かるかもしれません。
そのようなフィードバックを受け、うまく説明できなかった
ところは知識が不足しているし、相手から新たなものの見方を
知り新たに読んでみたい本が増えるかもしれません。
また、行動してみてうまくいく場合とそうでない場合があると思います。
なぜその行動がうまくいかなかったか、どうすればもっと良い結果が
得られるのか反省する機会がうまれます。
フィードバックを受けて、知識不足やうまくいかなかったところに
ついて勉強したいといった知識の欲求が自然と湧き上がってきます。
その知識欲を原動力として、また新たなインプットをすると
インプット→アウトプット→フィードバック→インプット…の
サイクルがうまれます。
知識欲のサイクルに一度入るともう抜けられなくなるほど
充実感に満ち足ります。
この記事に影響を与えた一冊
アウトプットのノウハウが80個、アウトプット力を磨く方法も7個紹介されています。
数々の媒体を利用して情報発信している、精神科医樺沢紫苑の
アウトプットノウハウが詰まった作品です。
科学的検証結果も参考にされており、客観的事実に基づいた
ノウハウとなっています。
アウトプット大全は、私がブログをしたいと思ったきっかけの本です。
・こんな人におすすめ
・コミュニケーションに苦手意識がある人
話し方や接し方、納得してもらうことのポイントが紹介されています。
心理学など、科学に検証された結果がでている、ノウハウになるので、効果が出ること間違いなしです。
このノウハウはすぐ実行に移せるものばかりなので、すぐに効果を得体ときに有効なものばかりでした。
・書くのが苦手な人
書くためのテクニックとアイディアの出し方についても紹介されています。
各内容のアイディア出し方法や文章を書く手順などです。
数々の執筆と講演をおこなっている著者のアウトプット術を
知ることができるので、参考になります。
・行動を起こせない人
行動のやる気を上げるテクニックが多く紹介されています。
頭ではわかっているけど、なかなか始められない人が
心理学のテクニックで行動を起こせるようになります。
感情の浮き沈みでやる気がでないときの対処方法も掲載されているので
アウトプットをし続けるためのノウハウが詰まっています。
・著者紹介
著者:樺沢紫苑
精神科医でメンタル疾患の予防を目的に、Twitter, Facebook,Youtube,メルマガで情報発信を行う。
著書に「SNSの超プロが教える ソーシャルメディア文章術 サンマーク出版」、
「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術 大和書房」、
「精神科医が教える ストレスフリー超大全 ダイヤモンド社」などがある。
各種リンク
Twitter : 精神科医・樺沢紫苑
Facebook : 樺沢紫苑
Youtube : 樺チャンネル
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ブログ : 樺沢紫苑公式ブログ