なぜこんな些細なことで夫婦喧嘩してしまうのか不思議に思ったことないですか。
日々ストレスを感じる状況下におり、沸点ギリギリのところで
生活してるからです。パートナーが期待外れなことをしてしまうと
すぐに沸点に到達し、夫婦喧嘩に発展してしまいます。
では、なぜこんなにもストレスを抱えているのでしょうか。
私たちのは狩猟採集時代に適応した身体を持っているからです。
現代人は狩猟採集生活とは異なる環境下で生活しています。
環境変化は生存の危機を脅かすと認識されストレスを
感じることになります。
また、なぜパートナーは期待外れな行動を起こしてしまうのでしょうか。
それは、男性と女性で考え方や優先順位に違いがあるからです。
男性と女性では体つきだけでなく、脳の構造やホルモン分泌も異なっています。
この違いが、考え方に違いを生みます。パートナーが自分と
同じ価値観を持っていると考えていると、期待が外れ
大事にされていないと感じてしまいます。
パートナーの価値観を理解することで、期待外れと落胆することも
少なくなります。狩猟採集時代における男性と女性の役割と
その役割に適応した考え方を理解しましょう。それにより、
パートナーのことをより理解することで
夫婦喧嘩を少しでも減らせすことができます。
狩猟採集時代と現代の生活
現代人は腰痛や糖尿病といった生活習慣病を発症します。
意識して適度な休憩や食事を制限を試みるも、なかなか続かなかったりします。
これは現代人も狩猟採集時代適した身体を受け継いでいる証拠です。
人類の誕生は250万年ほど前で、１万年前に農耕を開発するまで
狩猟採集の生活に適応するように進化してきました。
現代の生活ではデスクワークにより、長時間イスに
腰掛けることで、腰痛を発症します。
これは長時間イスに座った状態を耐えるような
体の構造をしていないからです。
糖質を摂取しすぎると糖尿病を発症します。
狩猟採集時代には糖質が貴重あり、すぐに摂取すべき
栄養であったからです。
また、そもそも糖質が手に入らないので、
わざわざ制限をかける必要もなかったと言えます。
現代でも、狩猟採集生活に適応した身体の構造は
色濃く残っていると言えます。
男女間で異なっていた役割
狩猟採集時代に役割がきっぱり別れていました。
男性は責務を全うすること(狩りで獲物を捕らえる)が、
女性は相手を想いやること(人間同士の繋がりをつくる)ことが
求められていました。
男性は、獲物を獲る能力がある方が生存に有利でした。
獲物と自分との位置関係や集落と現在地の把握が
必要であったので空間認知能力も必要になりました。
予想外のトラブルに巻き込まれるリスクがあっても、
恐怖心を押し殺して成果を得ることをいとわない傾向があります。
一方で、集落に残り家事や育児を担っていた女性にとって
育児や集落の隣人どおしと助け合えることが生存に有利でした。
子供の体調がどうなのか、隣人どのような感情かを察し
相手を想いやることで必要になりました。
辛いときにはその感情を共有して、助け合って
問題を解決していく傾向があります。
もし女性が男性に、感情を共有したいと思うとどうなるでしょう。
感情を押し殺してでも、成果を取りに取りに行く男性にとっては
感情の共有は重要ではありません。
女性の期待は、裏切られることになります。
つまり、男性は女性がしたいと考える感情の共有を
軽視する傾向があります。
男性は悪気があって軽視しているわけではありません。
しかし、感情の共有を重要視する女性にとっては大問題です。
男性と女性では根底にある考え方が異なります。
その点を知っておかないとパートナーを理解することが
難しくなってしまいます。
自分とパートナーの理解のために
男性と女性で根底となる考え方が異なる点を知ることで、
コミュニケーションを円滑にすることができます。
日本で共働き世帯が増加している近年はその重要性は
増々高まっていると言えます。
女性の社会進出が進むと、男性も家事、育児を
しなければなりません。役割が違っていた時と比べ
共同で家事や育児をやり繰りする機会が増えます。
上手く助け合うことができれば問題ないのですが、
考え方の違いから夫婦で衝突し合う場合も増えるとも言えます。
夫婦喧嘩を避けるためには男性と女性の違いを
知ることが大切です。男女の違いについて、
理解を深めたい方はアラン・ピース バーバラ・ピース著
「話を聞かない男、地図が読めない女」を読むことをおすすめします。
脳の構造やホルモンの違いによって男性と女性の違いがつくられ
どのような考えに至るのか、詳しく紹介されています。
また、狩猟採集時代の行動様式を知り、人類について理解を深めたい場合は
ユヴァル・ノア・ハラリ著「サピエンス全史」を読むことをおすすめします。
狩猟採集時代の生活から、どのようにして現代の文化、文明が
発展していったか、時系列に説明されています。
特に「第３章 狩猟採集民の豊かな暮し」を読むと狩猟採集民時代の
生活を知ることができ、「第８章 想像上のヒエラルキーと差別」を読むと
当たり前と思っていた男性と女性の役割は
偏見を含んだものではないかという気づきを与えてくれます。