育児

子供の感情を抑えつけてしまうのは厳禁。親は良き解説者になってあげましょう。

子供との関わり方はとても大切なのに、自分の接し方が良いのか明確な答えを持つのは難しいと思います。
忙しい日々の中、いうことを聞かない子供に強くあたってしまうこともあるのではないでしょうか。

ぼすけ

育児ほど思うよういかないものはない!

良かれと思ってやったこどでも、子供はまだそれを理解できないかもしれません。
親の意図くんでもらえず、気づいたときには子供から距離を置かれている。
そんな未来は想像したくないですね。

子供に思ったように行動してもらうために、ほめたり、叱ったり、ほうびや罰を与えたりと試行錯誤しているかと思います。
ふと、自分の育児方法はあってあるのかと悩んでしまうこともあるでしょう。

どのように子供との関わればよいのか、「自分でてきる子に育つほめ方叱り方」を読んで学んだことを紹介します。

子供の感情は常に受け入れる

子供には喜んだり、駄々こねたり、怒ったり、泣いたり色々な感情があります。
発達過程の子供はとって感情をコントロールするのは難しいため、感情に左右されることをダメだと否定してはいけません。

たとえ話ですが、子供にとって逆上がりをするなどの運動は難しいですよね。
足と腕の力をタイミングよくつかわなければ逆上がりはできません。
腕の力だけで逆上がりしようとしている子供には足の力も使うんだよとアドバイスしますね。

感情のコントロールにもコツがあります。
そのコツを教えるのが親の務めではないでしょうか。

感情がコントロールできていない子供には今こういう感情なんだねと、親が言語化してあげて下さい。
これはラベリングという技術です。
子供が今の感情を理解するのにも役立ちますし、自分の感情を親が受け止めてくれたと安心できます。

「自分でてきる子に育つほめ方叱り方」 では特に叱るときに子供の感情を受け取ることを強調しています。
私はほめるときも親が言語化するのはよいことだと思います。
親にほめるられることをしたときは、子供も嬉しくてたまらないと思います。
感情もいつも見ていまと子供にメッセージを送ることは、あなたをいつもちゃんと見ていますというメッセージになります。

安心できる空気をつくるのが先決です。
感情を受け入れて、安心できる空気を作り出すことがファーストステップになります。
子供が安心し落ち着きを取り戻したら、話し合いをする土台ができたと言えます。

話し合いをする土台ができていなければ、子供は聞く耳を持ちません。
安心できない状況ならば、子供は何かしら怒られるとネガティブな感情持つかもしれません。
その場合は怒られることをどのように回避するかを優先させてしまいます。
言い訳をする、嘘をつく、ひたすら泣いて親が折れるのを待つなど、解決につながらなくなるでしょう。

親は良い解説者となる

子供の感情を理解していることを伝えた後に、現在の状況とその結果に至った経緯の解説をしてください。
経緯の解説とは、その子のたどったプロセスの良い点、悪い点を解説してあげることです。

それは結果だけに着目するのではなく、プロセスに焦点を向ける子供になってもらいたいからです。

良い結果が得られた時は、良い結果をもたらすプロセスは〇〇です。
その〇〇を繰り返すことで、その結果を再現することができると解説します。

悪い結果が得られた時は、悪い結果をもたらすプロセスは〇〇です。
その〇〇を避けることで、その結果が怒らないようにできると解説します。

子供がプロセスと結果の関係を理解できると、自分でプロセスを改良できるようになります。

例えば、子供が朝起きれない場合は、なんて解説してあげればよいのでしょうか。

×:「早く起きなさい。」

眠く起きれない状態なのに、無理やり起こそうとしても難しいです。
素直な子なら早く起きれない自分はダメな子なんだと思ってしまうかもしれません。

〇:「今とても眠いんだね。(感情の受け入れ) 昨日夜寝るのが遅かったから、朝起きれないんだよ。(プロセスの解説)」

朝起きれないのは昨晩の過ごし方で決まうことを解説します。
夜寝るのが遅くなる理由や対策なども解説してあげれば根本から問題を解決することになります。


また、結果は運に左右されることもあります。
悪い結果を得ない対策として、挑戦しないことを選ぶことだってありえます。

結果や本人の感情を否定するのではなく、本人が取ったプロセスに改善点があると親が解説しましょう。
プロセスの改善が楽しくなると、結果にこだわらず挑戦し続ける子供に育つでしょう。

成功と失敗ができる機会を提供

成功のプロセス、失敗のプロセスを学ぶ機会は親が作ってあげることができます。

子供のへの接し方から、プロセスの変え方を一緒に学ぶことができます。

例えば、子供が野菜を食べなかったとき、「なぜ食べないの?おいしいよ」と話しても子供はなかなか食べないものです。

上手くいかなかった場合は、親がプロセスを変えてください。

対策としては、一緒に野菜を買いに行く、料理のお手伝いをしてもらう。思い切ってその野菜を育ててみるなど。

野菜との関わり方を変えれば、その野菜の印象も変わります。

食卓にその野菜が出た時に毎回なぜ食べないかを問われ、嫌な思いをし続けたら、どんどんその野菜が嫌いになっていくことでしょう。

子供に色々なやり方をトライさせることを学ばせたいなら、親もそうするべきです。

色々なやり方を経験させる機会を提供し、失敗と成功を繰り返し、プロセスの変え方を理解できれば、自分自身でどんどん学んでいきます。そのような機会を作ってあげて下さい。

最後に

感情的になっている子供は、迷子になっていると思ってあげて下さい。

なんで迷子になったんだと聞いても、なにも解決になっていないのはわかりますよね。

泣いている、怒っているという感情に至ったプロセスを理解させる。どの経路で間違えたから迷子になったのかを解説してげるのが親の務めだと思います。

そして、自分自身で思った場所にたどり着けるような方法を学ぶことができたなら、自分で育つことができます。

 

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